民族楽器は外から見るとひとつの完成された姿に見えますが、人間の身体と同じように、いくつもの構成要素とアクセサリーから成り立っています。それぞれのアクセサリーは、実はその楽器にとって最も大切な部品であり、それらが集まってひとつの全体を形づくっています。だからこそ、アクセサリー選びには細心の注意が必要です。楽器本体はもちろん、アクセサリーにもそれぞれの個性があることがとても重要です。たとえば自分だけのウードを手に入れれば、それは手に完璧になじみ、あなただけの音色を生み出してくれるでしょう。そのためにも、さまざまなタイプの特徴を知り、自分の好みの音を探求することが大切です。手工製の高品質なウードは、スプルース、メイプル、ウォルナット、ローズウッド(パリサンダー)、マホガニーなどで作られています。さらに、リシャ(ピック)、ハードケース、スタンド、弦などのアクセサリーを吟味して選ぶことは、楽器のメンテナンスと演奏の両面で大きなメリットになります。ウード用ハードケースを使えば、大切なウードを最良の状態で保護できます。木材は定期的に汚れやほこりを取り除く必要があり、そうすることで楽器を購入した日と同じように長年使い続けることができます。
バーラマ・サズ、ジュンビュシュ、ダルブッカ、カマンチェ、カーヌーンをはじめ、あらゆる楽器のためのアクセサリーが数多くあります。サズ(バーラマ)用の弦やピック、ダルブッカ用のヘッド(皮)、カマンチェ用のスタンド、ダルブッカ用のハードケース、各楽器の演奏方法を学べる教則本など、その種類は実にさまざまです。どのアクセサリーも、楽器にとっても持ち主にとっても大切なものです。一見取るに足らないような小さな部品や、お気に入りのアクセサリーひとつが、その楽器への関心を保ち、音楽とのつながりを長く続けさせてくれることもあります。だからこそ音楽は、何世紀にもわたって多くの文化や文明に影響を与え続けてきたのです。
